ObsidianでチャットAIを使う

はじめに ObsidianでもVS CodeみたいにAI使いたい!って思ってたらインラインチャットはできないけど、チャットできるコミュニティプラグインを見つけたので紹介します。 Smart Composer このプラグイン、ただAIと会話できるだけじゃなくて、AIが提案した内容もしっかり反映できるので、執筆時に本当に重宝します🤤 参考:Home · glowingjade/obsidian-smart-composer Wiki チャット入力欄の右下は左から画像添付、通常のチャット開始、Voultチャット開始(Vault全体を参照して回答してくれます。)、になります。左下で登録したモデルが選べます。別途Ollamaというツールが必要ですが、ローカルLLMも利用できます。 設定紹介 私が使ってる無料のAPIの設定を紹介します。 Chatモデル Chatモデルには無料の中では高性能で1日250リクエストまで実行可能なgemini-2.5-flash、ApplyモデルにはChatモデルが処理結果を反映させるだけなのでそこまで性能は求めなくても良いと思い、gemini-2.5-flash-liteを設定しています。System promptはChat開始時にバックグラウンドで事前に指示できる設定になります。私は今のところ多用してないのでリクエスト上限は気になってません。 Geminiのリクエスト上限は以下から確認できます。 レート制限 | Gemini API | Google AI for Developers RAGモデル 「Retrieval-Augmented Generation(情報検索強化生成)」の略で、自分の学習データからだけでなく、外部の情報(Vault)も検索して回答してくれるモデルです。Vaultチャット利用時に使います。私の場合はgemini-embedding-001を「Add custom model」から追加して設定しています。 So everyone, enjoy life!

2025年8月25日 · 1 分 · shindy

HugoとGitHubでObsidianで書いたメモを公開してみた

はじめに 今回はGit管理しているObsidianのVault内ドキュメントの一部をHugoというSSG(静的サイトジェネレータ)を用いてGitHub Pagesへ無料で自動公開する仕組みを構築してみました🎵 対象読者 Obsidian等でマークダウン記事をGitHubで管理している人向け ブログとして公開したい記事がある人向け 無料で公開したい人向け 書いた記事を自動で公開できるようにしたい人向け macOSユーザ向け 他OSとの違いはHugoのインストール方法程度ですので、他OSユーザーも参考になるかと思います。 対応動機 ObsidianのVault(記事を管理しているディレクトリ)はGitHubのPrivateリポジトリで管理しています。以下のディレクトリ構造のように、便宜上技術系ドキュメントと日記をひとつのVaultで管理しているので、技術系ドキュメント(docs/public)のみを公開する方法を模索していました。 1 2 3 4 5 6 7 8 9 ├── .git/ # git ├── .obsidian/ # Obsidianの設定 ├── diary/ # 日記 ├── docs/ # 技術系ドキュメント │ └public # 成果物 │ └draft # 下書き ├── assets/ # 画像や資料アセット(docs用) ├── LICENSE # リポジトリのライセンスファイル └── README.md # リポジトリのREADMEファイル ちなみにObsidianの「ファイルとリンク」の設定は以下のとおりです。ウィキリンクなどObsidian固有の機能はオフにし、画像や資料ファイルは全てassetsフォルダへ集約しています。 設定項目 設定値 新規作成するリンクの形式 ファイルに対する相対パス [[ウィキリンク]]を使用 OFF 新規添付ファイルの作成場所 以下で指定されたフォルダ 添付ファイルフォルダのパス assets SSGにHugoを選んだ理由は好みのテーマがあったからです。GitHub Pagesが公式でサポートしているJekyllを使用した方が公開手順は減ります。 ...

2025年8月20日 · 4 分 · shindy

Db2

はじめに IBMのDb2でよく使うコマンドや注意点を記載します。 よく使うコマンド ライセンス確認 1 db2licm -l バージョン・bit数 1 db2level バックアップファイル情報確認 1 db2ckbkp -h [backup image] Db2のバージョン移行等での注意 Db2バージョンが大きく異なると、別のバージョンを経由して移行(リストア)する必要がある。 9系から11.5系、10系から12系等が該当する。 今回の事例 移行元 DB2: v9.7 32bit 移行先 DB2: v11.5 64bit バックアップファイル: オンライン、圧縮 問題点 オンラインバックアップだとバージョン間でのリストアができない オフラインでも v9.7 から v11.5 へ直接のリストアはできない 圧縮バックアップの場合、構成bit数が異なるDB2ではリストアできない 解決策 一度v9.7でリストアし、オフラインバックアップを取得する v9.7 -> v11.1.4(10.xでも可) -> 11.5 の順にリストアバックアップを行う v9.7(32bit) -> v9.7(64bit)の順にリストアバックアップを行う 手順 v9.7(32bit) リストア、オフラインバックアップ無圧縮を取得 -> v9.7(64bit) リストア、オフラインバックアップ圧縮を取得 -> v11.1.4 リストア、オフラインバックアップ圧縮を取得 -> v11.5 リストア、完了! 注意 11.5.4の場合のみ移行後runstatsで不具合がでるためdb2catを実行する必要がある So everyone, enjoy life! ...

2025年8月15日 · 1 分 · shindy

ObsidianでローカルLLMを使う

はじめに Obsidianの拡張機能とHugging Face1、Ollama2を使用してオフライン環境下での生産性の爆上げを図る。 ※自己責任で実施すること。 flowchart LR A(Hugging FaceでLLMをフォーク) --> B(OllamaでLLMをpull&ローカル実行) B --> C(Obsidianの拡張機能でLLMを実行) ちなみに表題に反して、おすすめはGemini APIです。 実装環境 M3 Macbook Hugging FaceでLLMをフォーク 自分の使いたいLLMがいつ配信停止となっても困らないように、自分のリポジトリにフォークする。 ※ライセンスには注意し、自己責任で行うこと ※Hugging FaceにはOllamaで使えない形式のモデルも存在するため選定の際は注意すること。 ※いつ配信停止となっても別のモデルを探せるのであればOllamaでLLMをpull&ローカル実行から実施すること。 Hugging Face アカウント の作成 Hugging Faceのアカウントはメールアドレスがあれば作れる。有料プランを使用する場合は乗っ取り防止で2FAの設定をしておいた方がいい。 Hugging Face – The AI community building the future. Hugging Face CLI のインストール Hugging FaceのGUIだと日本語対応しておらず、UIも変更される可能性もあるため、再現性を確保するためCLIをインストールする。 1 brew install huggingface-cli Access Tokens の作成 Settingsの[Access Tokens](Hugging Face – The AI community building the future.)から作成する。Repositories内の項目をチェックする。トークンは発行時にしか表示されないため、メモしておくこと。 Hugging Face CLI でログイン 先ほど発行したトークンでログインする。 1 hf auth login --token <トークン> Git の大容量ファイル対応 gitが大規模言語モデル等の大容量ファイルを操作できるようにgit-lfsをインストールする。 ...

2025年8月15日 · 1 分 · shindy

Markdown記法

はじめに 以下にMarkdownの書き方について記載します。 Block Elements Headers 見出し 先頭に#をレベルの数だけ記述します。 # 見出し1 ## 見出し2 ### 見出し3 #### 見出し4 ##### 見出し5 ###### 見出し6 見出し1 見出し2 見出し3 見出し4 見出し5 見出し6 Block 段落 空白行を挟むことで段落となります。 段落1 (空行) 段落2 段落1 段落2 Br 改行 改行の前に半角スペース を2つ記述します。 hoge fuga(スペース2つ) piyo hoge fuga piyo Blockquotes 引用 先頭に>を記述します。ネストは>を多重に記述します。 > 引用 > 引用 >> 多重引用 引用 引用 多重引用 Code コード `バッククオート` 3つ、あるいはダッシュ~3つで囲みます。 print 'hoge' print 'hoge' インラインコード `バッククオート` で単語を囲むとインラインコードになります。 これは `インラインコード`です。 これは インラインコードです。 pre 整形済みテキスト 半角スペース4個もしくはタブで、コードブロックをpre表示できます class Hoge def hoge print 'hoge' end end class Hoge def hoge print 'hoge' end end Hr 水平線 アンダースコア_ 、アスタリスク*、ハイフン-などを3つ以上連続して記述します。 ...

2025年7月21日 · 2 分 · shindy

Obsidian環境構築

はじめに 最近Obsidianで日記だったり技術系のドキュメントを執筆していて、今後もこのツールにお世話になりそうなので構築方法をメモとして残します。以降、採用理由等の記載により前置きが長いため、具体的な手順だけ確認したい場合はこちらへお進みください。 Obsidianって何 ひとこと で言うと、「Markdownベースのノート管理ツール」。そのほかの特徴は以下のとおり。とにかく便利。 ノートは通常、ローカルに保存されるけど、ユーザの好みによってクラウドと同期したり、Git管理等のカスタマイズもできる。 クロスプラットフォームだから、OSを気にせず使える ノートを管理するフォルダのようなもの(保管庫)をVaultと読んでいる Vault内のノートの関連性を可視化(グラフビュー)できる コミュニティプラグイン(有志が作ったプラグイン)がとにかく有能で豊富 何でObsidian使ってんの 自分の好きな形式でメモが残せて、マインドマップも使えるから使ってる。具体的には Markdownを書くのが楽しいから Markdownの記法についてはこちら エディタに直接画像を貼り付けられるから Canvasで自分の思考を可視化・整理できるから UIがシンプルでわかりやすいから ローカルファーストで自分のデータを自分で管理できるから(Git管理したかった) 会員登録不要で無料で使えるから ローカルLLMを動かせるから 他の競合ツールも調査しましたが、ObsidianはVS Code、OneNote、draw.ioの利点を兼ね備えており、無料で自分の求める機能が全て実現できると判断しました。 何の媒体使ってるの M3 MacBook … メイン(執筆、閲覧用途) iPad mini 6gen … サブ(微修正、閲覧用途) iPhone 15 … サブ(閲覧、微修正用途) 構築手順 Obsidianのインストール Obsidianの公式サイトでインストーラを入手してインストールします。 brewコマンドもからインストールできます。 1 brew install --cask obsidian Vaultの作成 Obsidianを開いて「保管庫を新規作成する」の「作成」を押下します。 「保管庫の名称」に任意のVault名(リポジトリ名なので英数字)、「ロケーション」にVaultの格納先を指定し、「作成」を押下します。 Welcomeページが開いたらVaultの作成は完了です。 Gitのインストール 今回はGitHubでノートをバージョン管理したいので Gitの公式サイトからインストーラを入手してインストールします。 他にもObsidian公式でクラウド保存する有料サービスや、iCloudでも保存する機能、 DropBox等クラウドサービスと同期するプラグインもあるので、この辺は自分の用途や好みに合わせてください。 brewコマンドもからインストールできます。 1 brew install git 作成したVault内のファイルをGitの追跡対象にする Gitをインストールした以下のコマンドで先ほど作成したVault内のファイルをGitの追跡対象として追加します。 1 2 3 4 5 6 7 8 # 新規Vaultに移動 cd [Vaultのあるパス] # git初期化 git init . # GitHubユーザ名登録 git config user.name [GitHubユーザ名] # GitHubメールアドレス登録 git config user.email [GitHubメールアドレス] GitHubのユーザとメールアドレスのデフォルト値を設定する(git initの度に設定するのが面倒な)場合は --globalオプションを付与してください。 ...

2025年7月21日 · 2 分 · shindy